紙とペンと電卓
今週のお題「メモ」
WAIS-Ⅲという知能検査を受けたら、ものすごい凸凹の結果が返ってきた。
群指数なんて、知覚統合は130あるのに、作動記憶は88しかない。
知覚統合>言語理解>>>処理速度>作動記憶という感じ。
知能検査なにそれ?って人もいるかな。分かりやすく言うと、IQを測るテストである。
100が平均で、70未満くらいから知的障害、85未満くらい境界知能になる。高IQ団体のメンサの入会条件がIQ130らしい。
IQテストで測ってる能力も色々あって、群指数というのは各能力ごとのIQみたいな感じ。
言語理解は一般常識を知っていて自分の言葉で説明できるかを測られる。
知覚統合はパズルを解かされたりして、視覚情報の処理力を測られる。
作動記憶は読み上げられた数字を復唱させられたりする。ワーキングメモリってやつ。
処理速度は単純作業を速く正確にできるかで、記号を書き写させられたりして測る。
専門家じゃないから何か間違ってるかもしれないけど、まあだいたいそんなもん。
で、私の「知覚統合>言語理解>>>処理速度>作動記憶」という結果は、まあ一言で言えば「頭でっかちでトロい」になるんだと思う。
上が130、下が88なので、高IQの生きにくさと低IQの生きにくさをWで受けられると言うわけだ。
私は机に向かって小難しい問題を考えるのはたぶん平均より得意だけど、慌ただしい飲食店で働かせたら邪魔な置物化する。うっ…初バイトのトラウマが…。
だって私、メモを取らなきゃ覚えていられないんだもん。「5番テーブルに生3つと焼酎とチューハイ2つ!!」とか言われても、3秒後には頭の中でぐちゃぐちゃになっている。
冗談抜きで、「3番テーブルに生5つと焼酎2つとチューハイだったっけ…?」となるくらいにはポンコツである。
そんなわけで、私にはメモは必需品だ。紙とペンと電卓が私を人間にしていると言っても過言ではない。
あ、電卓がいるのは暗算ができないから。
「27+68」とかやらせたら「えーっと…7+8が15で…あれ問題なんだったっけ。28+76だっけ…?」くらいのポンコツ度。まあこれも紙とペンがあればいけるんだけど。
メモがあちこちに散らばると面倒くさいから、1つで完結したい。
でも、長期で必要なメモと、ちょっと計算するのに書き殴ったメモが混在するのは嫌だ。
でも今は良い時代でさ、ちょっと前にノートカバーが流行ったおかげで、ノートとメモパッドが入れられるノートカバーがたくさんあるんだよね。
ノートカバーにはペンもさせたりするから、さっとメモを取れる。最高。
私はキングジムのSHOT NOTEのカバー(A6サイズ)に、コクヨのノートと、マルマンのメモパッドを入れて、ゼブラから出ているブレンの3色ペンをさしている。
文具好き以外には謎の呪文だったかもしれないけど、これがとてもいい。
しばらく保存しなきゃいけない内容はノートに書き、書き殴ってすぐ捨てて良い内容はメモパッドに書く。
ノートカバーがマグネット式で、勝手に開いてグチャグチャになったりしにくいのもいい。金具やゴムでとめるのと違って、開いたり閉じたりに手間がないのもとてもいい。
高級感が欲しいとか言う人には物足りないだろうけど、高級感を求めて革製とか買うと高いし重いからね…。
日常でフル活用するにはこのくらいがいい。ノートやメモも欲張ってページ数が多いやつにすると重いから、できるだけ薄いやつの方が使いやすい。
ノートごと無くしちゃうタイプの人は、アナログは諦めてGoogle Keepとかを使うといいよ。
あれはメモを共有したりもできるから、家族で買い物メモとかを共有しておけば、わざわざ聞かなくても買って帰るべきものが分かるし、チェックリストにすれば二重買いも防げる。
私は紙とペンで書く感覚が好きなのと文具好きなのでアナログも欲しい派だけど、みんなスマホはいつも持ってて見るわけだから、忘れないという点ではデジタルの方がいい。アラート出してくれるからね。
私も予定管理は、アナログの手帳をやめてGoogleカレンダー頼みにしてる。まあ、無職の障害者の予定など病院と役所の手続きくらいしかないわけだが。
カレンダーは家族で共有してるから、だれかが出かける予定を忘れてたりしたら声を掛け合えるのも良い。
予定を入れるときも、家族全員の予定を見ながら入れられるから便利。
そんなわけで、私みたいなのにとって、社会で生きていくためにメモは命綱なので、少しでも使いやすいものを選ぶのは大事だよって話でした。
アナログもデジタルもそれぞれ良いところあるから、上手く使い分けるといいぞ。
社会で生きていくための命綱はあっても、社会人はできてないんだけどな!!