黒毛のあん~Anne of Rabbit Hutch~

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理解ある彼くん

超短距離型の三日坊主なので、何かもう一つ記事書くぞー。えいえいおー。

 

突然だけど、「理解ある彼くん」って知ってる?

「男性障害者は社会の底辺で孤独に生きたり死んだりするしかないのに、女性障害者は彼氏や夫をゲットして彼らに支えられて生きててズルい」的なやつなんだけど。

 

私は結婚してて夫婦仲良しなので、一見「理解ある彼くん」的な文脈で語られそうな感じのステータスしてるんだよね。

おめーは呑気にソシャゲしてブログ書いて暇だ暇だと言ってても、その分稼いで家事してくれる「理解ある彼くん」がいるんだろ?って。

 

ふふふ。

 

私の「理解ある彼くん」は、彼自身も障害者の無職野郎なのだ。すごいだろ、この末期感。

 

まともに働いてた時は年金とか社会保障とかクソかよって思ってたけど、今は障害年金で生きてる。クソとか言ってごめんよ。

ソシャゲしてる無職の生活を支えてるとか考えたら、マジでクソな気もするけど、「隣の家の人が餓死したり自殺したりして腐ってました」とかが多発するのもクソだろうし、世の中難しいよねー。

 

社会不適合障害者は金を与えただけで健全に暮らせるわけじゃないので、年金が出たから安心とは限らないんだけど、そこは運が良かった。

 

私と夫、どっちも社会的にいらない子扱いなのは同じだけど、得意不得意が全く違って上手く凸凹がかみ合ったので、二人揃えば半人前くらいにはなれるのだ。すごい。

 

私の方は細々した作業や整理整頓はあまり苦にならないし、掃除も洗濯も料理もできるのだけど、とにかく体力がない。

布団を畳んだらへたり込んで布団が必要になるレベルで体力がない。

何かができる能力があったとしても、体が動かないと何の意味もないのだということを実感しながら日々生きている。

 

一方で夫は、体力は健常男性と比べたら雑魚すぎるにしても、私と比べればだいぶ動ける。

「ちょっとコンビニに行って、焼きそばパンを買って来いよ」的な使いっ走りをさせるならこいつである。(私にやらせると時間がかかるし帰ってきたら寝込む)

ただし、家事能力は低い。服は畳めないし、掃除は雑だし、料理は驚きのミスを頻発する。大事な書類もすぐ無くす(障害者は役所に各種申請書類をきちんと出さないと生活がヤバい)

 

こんな夫婦なので、体力の必要なことは夫がやり、重要書類は私が管理し、私が動ける範囲で家事をこなして、私がダウンしたら夫がインスタント食品を用意することで、どうにか半人前の生活を送っている。

 

こんなのでも羨ましいと思う人はいるんだろうか。「寂しい」が最大の苦痛になってる人なら羨ましいんだろうか。

 

確かに孤独ではない。

一方的に世話してもらうよりも、底辺同士助け合う方が孤独や惨めさを感じにくそうなので、何なら一般的な「理解ある彼くん」持ちよりも孤独は少ない気がする。

 

ただ、お互いを理解し合うまではかなりキツいし、理解し合ってもポンコツ同士だから足りないところはあるし、そうしたら諦めたり無理したりする必要も出てくる。

単身者よりイージーな道かと言われると首を傾げるしかない。

 

ラクがしたいんじゃなくて、孤独が嫌なんだ!」という人は、自分と同程度の底辺仲間から探してみるのもいいかもしれない。

平日昼間のネットなんて石を投げたら底辺に当たるくらいの魔境なんだから、出会うこと自体は難しくない気がするし。

 

どう? このド底辺クソバイス

暇を持て余すとこういうことするから良くないよね。

Twitterクソリプでやらなかっただけでも、ブログを作った価値があるというものだよね。えらいぞ私。